(10) バレエから学ぶ -日常のマナーと心の美しさ-

🌺シリーズ第10回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
バレエは「美しく踊る」だけでなく、「人を思いやる心」を育てる芸術です。
レッスンの中にある礼儀や立ち居振る舞いは、日常のマナーにも通じています。
バレエのマナーは“心の姿勢”
レッスンの最初と最後にお辞儀をする「レヴェランス」。
この動作は、相手への感謝を表す大切な習慣です。
「先生、音楽、仲間、そして自分自身にありがとう」——その思いを込めて行います。
形だけでなく、心を添えることが、マナーの本質です。
美しい立ち居振る舞いは、内面から生まれる
バレエでは、手の動きや歩き方ひとつにも意識を向けます。
それは、見た目を整えるためではなく、「人を不快にさせない」ための優しさです。
姿勢が整えば、動作も自然に美しくなります。
日常でも、静かに立つ・ゆっくり動くといった所作に心の余裕があらわれます。
相手を思う「間(ま)」の感覚
レッスン中、音楽のタイミングを待つ「間」は、心を落ち着かせる時間でもあります。
この“間の感覚”は、人とのやり取りにも通じます。
すぐに言葉を返すのではなく、相手の気持ちを受けとめてから話す。
その一呼吸が、思いやりのあるコミュニケーションを生みます。
子どもたちに伝えたい“心のマナー”
レッスンで育つ3つの心のマナー
- あいさつを笑顔で交わす
- 相手の話を最後まで聞く
- 小さなことにも「ありがとう」と伝える
これらは、バレエのレッスンだけでなく、日常生活にもそのまま生かせます。
マナーは「型」ではなく、「人を大切にする心」から育つものです。
まとめ ― 美しさは、心のあり方から
バレエが教えてくれる美しさは、姿勢や動きだけではありません。
人への敬意、感謝、思いやり——それが本当の意味での“品格”です。
日常の中で丁寧にふるまうことが、自分も周りも気持ちよくしてくれます。
バレエで培った「心のマナー」を、これからの暮らしにやさしく広げていきましょう。
🌸 次回予告
次は「バレエが育てる集中力と想像力 ― レッスンに隠された教育力」。心が深まる学びを掘り下げます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

お気軽にお問い合わせください。0566-76-4187受付時間 10:00-17:00 [ 土・日・祝日除く ]
お問い合わせフォーム 無料体験レッスン お気軽にどうぞ_150-30.png)

