(9) 姿勢と思考の関係 -美しい立ち姿が生む前向きな心-

🌺シリーズ第9回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
背すじを伸ばすと、気持ちまで前向きになる――。
姿勢と心の関係には、科学的な根拠があります。
バレエの立ち姿は、体だけでなく“心の姿勢”も整えてくれます。
姿勢が変わると、心の向きも変わる
人の気分や考え方は、体の状態と深くつながっています。
うつむいた姿勢では、呼吸が浅くなり、気持ちも沈みがちになります。
反対に背すじを伸ばして立つと、自然と胸が開き、呼吸も深くなります。
体を整えることで、心の中にも“前を向く力”が生まれます。
バレエが教える「上へ伸びる感覚」
バレエの基本姿勢では、頭のてっぺんから糸で引かれるように体を伸ばします。
この「上へ伸びる感覚」は、ただの形ではなく“意識の向き”でもあります。
立ち姿を意識することで、自分の存在を感じ、自信をもって動けるようになります。
日常でも、この感覚を思い出すだけで心が整っていきます。
心と体は“支え合う関係”
体が緊張しているとき、心も落ち着きません。
逆に、呼吸を整え、姿勢をゆっくりと正すと、気持ちも安らぎます。
姿勢と心を整えるミニ習慣
- 朝のあいさつの前に、背すじを伸ばす
- 深呼吸しながら、肩をすっと引く
- イスに座るとき、骨盤を立てて座る
小さな姿勢の習慣が、心のバランスを保つ助けになります。
立つ姿勢が、考え方を変えていく
バレエで学ぶ「まっすぐ立つ」姿勢は、単なる姿勢矯正ではありません。
それは、自分の足でしっかり立つ力を育てる学びです。
体の軸が安定すると、気持ちもブレにくくなり、人との関わりも穏やかになります。
美しい立ち姿は、自信と誠実さを自然に伝える“心の言葉”です。
まとめ ― 姿勢は、心を映す鏡
姿勢を整えることは、思考を整えることでもあります。
バレエが教える「立つ」「伸びる」という動作には、心の方向を前へ導く力があります。
鏡の前で立つその姿は、未来へ向かう自分の象徴です。
毎日の中で、姿勢をととのえる時間を少しだけもってみましょう。
🌸 次回予告
次は「バレエから学ぶ ― 日常のマナーと心の美しさ」。ふるまいに宿る思いやりを扱います。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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