(15) 姿勢とこころのつながり -バレエが教える内面の美しさ-

🌺シリーズ第15回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
姿勢は、心の状態を映す鏡です。
まっすぐ立つという動作の中には、自分と向き合い、整える力が隠れています。
バレエが伝える“姿勢の哲学”をのぞいてみましょう。
中身と外見
日々の暮らしの中で、姿勢が心に与える影響を感じたことはありますか。
背すじを伸ばすだけで、気持ちが整う。そんな経験は誰にでもあるはずです。
バレエのレッスンでは、姿勢を「形」ではなく「心の在り方」として捉えます。
まっすぐ立つという動作の中には、自分を信じる力や、落ち着きを取り戻す感覚が隠れています。
体を起こし、胸をひらくことで、呼吸が深くなり、自然と前向きな気持ちが生まれます。
そしてその積み重ねが、内側からにじみ出る美しさにつながります。
バレエが教えてくれるのは、外見を整えることよりも「心の姿勢を整える」こと。
ゆったりと立つ時間をほんの少しでももつことで、心が静かに澄んでいきます。
その姿は、他の誰かの心をもやわらかく照らしてくれるはずです。
姿勢は、心の在り方を映す
背すじを伸ばすと、不思議と気持ちが落ち着きます。
姿勢が崩れると、呼吸が浅くなり、気分も沈みがちになります。
バレエの基本姿勢は「心と体をひとつに整える」ことを教えてくれます。
体を通して心を整える時間が、自分を見つめ直す静かな瞬間になります。
内面の美しさは「意識」から始まる
バレエでは、姿勢を保つために“軸を感じる”練習を繰り返します。
それは、自分の中心を見つめる時間でもあります。
見た目の美しさは、心の安定から生まれる——。
一人ひとりが自分の呼吸や体を意識することで、内側から輝くような美しさが育ちます。
姿勢を整えることは、思考を整えること
まっすぐ立つと、自然と視線が前を向きます。
その姿勢が「前へ進む気持ち」を生み出します。
日常の中でも、肩の力を抜き、背すじを伸ばして深呼吸をしてみましょう。
体が整うと、考え方まで穏やかになります。
まとめ ― 美しさは“心の姿勢”から
姿勢を正すことは、自分を大切にすることです。
バレエが教える美しさは、形よりも“心の姿勢”。
ゆったりと立つ時間を、1日の中に少しだけ取り入れてみましょう。
その積み重ねが、内面の美しさを育ててくれます。
🌸 次回予告
次は「継続が生むしなやかな力 ― バレエが教える努力の美しさ」。続ける喜びを丁寧に見つめます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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