(14) 姿勢が変わると、心が育つ -バレエが教える“立つ力”-

🌺シリーズ第14回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
姿勢を整えることは、見た目の美しさだけではなく、心の安定にもつながります。
バレエの「立つ」練習には、子どもたちの成長を支える大切なヒントがあります。
姿勢が整うと、気持ちが前を向く
姿勢は、心の状態と深く関わっています。背すじを伸ばすと呼吸が整い、気持ちが明るくなります。理由は、胸を開くことで酸素がしっかり取り込まれ、脳や心の働きが活発になるからです。
バレエでは最初に「立ち方」から学びます。まっすぐ立つだけでも体幹が刺激され、集中力が生まれます。立ち方を意識することで、子どもたちは自然と自信を育てていくのです。
バレエの立ち方が教えてくれる心の在り方
美しい姿勢を保つためには、見えない努力が必要です。つま先から頭のてっぺんまで意識を向け、全身を支える感覚を育てます。
レッスンでは、バーレッスン中の静かな集中の時間が続きます。この「静けさ」が心を落ち着かせ、考える力を養います。努力を積み重ねることで、体の軸だけでなく心の軸もまっすぐになっていきます。
姿勢がもたらす変化を日常で感じる
教室の外でも、姿勢はその人の印象を大きく変えます。猫背のときよりも、背すじを伸ばしたときの方が表情が明るく、言葉も前向きになります。
保護者の方からも「レッスンを始めてから、子どもの表情がやさしくなった」といった声をよく聞きます。体を整えることが、心の余裕や人との関わり方にも良い影響を与えてくれます。
今日からできる「立つ練習」
家でも簡単に取り入れられる立ち方の練習を紹介します。
バレエの立ち方・基本3ステップ
- 両足のかかとをそろえる(第1ポジション)
- おなかを軽く引き上げる
- 肩を下げて、首を長く感じる
この3つを意識して立つだけで、体幹が働き、姿勢が安定します。
最初は1分でも構いません。鏡の前で「立つ練習」を習慣にしてみましょう。
まとめ ― 姿勢が変わると、心が動き出す
バレエの立ち方は、ただの体の訓練ではありません。
「まっすぐ立つ」ことを通して、子どもたちは自分の内側と向き合い、強くやさしい心を育てていきます。
姿勢が変わると、日常のふるまいも変わり、心が前を向き始めます。今日から、小さな一歩を始めましょう。
🌸 次回予告
次は「姿勢とこころのつながり ― バレエが教える内面の美しさ」。静かな集中を育む視点に進みます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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