(12) チームで踊る、思いやりの心 -協調性を育てるバレエの時間-

🌺シリーズ第12回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
1人で踊るバレエも、誰かと呼吸を合わせることで新しい美しさが生まれます。
仲間と動きをそろえる時間は、子どもたちの思いやりと協調性を育てる学びの場です。
息を合わせることで生まれる一体感
バレエのグループレッスンでは、周りとの動きをそろえる練習が欠かせません。
自分のリズムだけでなく、隣の人の動きや音の響きを感じ取ることが求められます。
お互いを意識しながら動くうちに、自然と相手を思いやる気持ちが育ちます。
この「呼吸を合わせる感覚」は、協調性の原点です。
発表会は協力の力を学ぶ舞台
発表会では、振付を覚えるだけでなく、立ち位置の確認や衣装の準備も必要です。
仲間と声をかけ合いながら練習する中で、助け合いの大切さを感じます。
同じ舞台を目指して努力する経験は、チームで目標を達成する力を育てます。
「みんなで作り上げる喜び」が、子どもたちの心に残る大切な思い出になります。
小さな思いやりがレッスンを変える
日々のレッスンの中にも、思いやりを育てる瞬間があります。
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レッスン中の思いやりの場面
・お友だちが順番を間違えたときにさりげなくフォローする
・バーレッスンで順番を譲る
・道具を片づけるときに協力する
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こうした小さな行動が、教室全体の雰囲気を温かくします。
思いやりは特別なことではなく、日常の中で自然に育つ心の習慣です。
協調性が社会につながる力になる
人と一緒に目標を目指す経験は、将来の社会生活にも生きてきます。
バレエを通じて学ぶ協調性は、相手を尊重し、自分の役割を果たす力へと変わります。
発表会でのチームワークは、学校のグループ活動や地域の関わりでも活かせる「人とつながる力」になります。
まとめ ― 仲間と作る舞台が心を豊かにする
バレエは個人の技術だけでなく、人と共に表現する喜びを教えてくれます。
息を合わせる時間の中で、思いやりや責任感が育ちます。
舞台の成功を分かち合う瞬間は、仲間との絆を深める最高の時間です。
その経験が、子どもたちの人間関係を優しく支える力になります。
🌸 次回予告
次は「美しい姿勢は一日にしてならず ― バレエで育む体幹と習慣」。コツコツ積む楽しさを見つけます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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