(11) バレエが育てる集中力と想像力-レッスンに隠された教育力-

🌺シリーズ第11回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
音楽に耳を傾け、動きを通して心を表現するバレエ。
その静かなレッスン時間には、子どもたちの集中力と想像力を伸ばす力が秘められています。
集中する時間が心を育てる
バレエのレッスンでは、1つ1つの動きを丁寧に確認します。
ポーズを保つ時間や音に合わせて動く瞬間は、子どもたちが自分の感覚に意識を向ける大切な時間です。
静かな集中の中で、自分と向き合う力が育ちます。小さな集中の積み重ねが、心の落ち着きや思考の深さを生み出します。
音楽が導く想像の世界
バレエでは、音楽に合わせて体を動かします。
曲のテンポやメロディーを感じ取りながら、自分なりの表現を探します。
この過程で、想像力が自然に刺激されます。
音のリズムから情景を思い浮かべ、体を通して形にする体験は、感受性を豊かにし、創造的な発想を生み出します。
振付を覚えることが思考力を鍛える
バレエの振付は、順番を覚えて正確に再現する作業の繰り返しです。
体を動かしながら記憶することで、脳の働きが活発になります。
また、左右の動きを区別したり、音と動きを一致させたりすることで、集中力と記憶力が鍛えられます。
この体験が、学習面にも良い影響を与えるといわれています。
集中と想像を育てるレッスンの工夫
集中力と想像力を引き出す工夫
- 短い時間で動きを区切り、テンポよく進める
- イメージを言葉で伝える(例:お花が咲くように腕を広げて)
- 成功よりも過程をほめる
こうした工夫で、子どもたちは安心して挑戦できます。
表現する喜びを感じながら、自分の中にある「考える力」と「感じる力」を育てていきます。
まとめ ― 表現する心が学ぶ力を伸ばす
集中力や想像力は、勉強や人との関わりにも生きる力です。
バレエを通して身につけた感覚は、机の上では得られない「生きた学び」につながります。
音と体がひとつになる時間の中で、子どもたちは自分を表現する楽しさを知り、学びの意欲を育てていきます。
🌸 次回予告
次は「チームで踊る、思いやりの心 ― 協調性を育てるバレエの時間」。息を合わせる喜びに触れます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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