(5) 親子で楽しむ体幹あそび -バレエの動きを日常に-

🌺シリーズ第5回
🌸 連載:バレエで培う心と体の素養
体幹を育てるには、特別なトレーニングよりも“楽しく続けること”が大切です。
親子でできるバレエの動きを取り入れて、姿勢と心を育てる時間をつくりましょう。
体幹あそびは、姿勢の土台づくり
体幹とは、体の中心であるおなか・背中・腰まわりの筋肉のこと。
この部分が安定していると、バランスがとりやすくなり、ケガもしにくくなります。
バレエでは常に「体の軸」を意識して動くため、自然に体幹が鍛えられます。
子どもの成長期にこの“中心の感覚”を育てることは、将来の姿勢づくりに大きな財産になります。
親子でできる簡単バレエ体幹あそび
おうちでできる3つの体幹あそび
①【木のポーズ】
まっすぐ立って、片足を軽く上げ、バランスをとります。
お母さんと手をつないで、一緒に呼吸を合わせてみましょう。
②【羽ばたきポーズ】
腕を横に広げて、背すじを伸ばしながらゆっくり大きく回します。
肩甲骨を意識して動かすことで、姿勢が整います。
③【プリエごっこ】
膝を曲げて伸ばす「プリエ」の動きをリズムに合わせて行います。
親子で目を合わせながら笑顔で行うと、自然に呼吸も深くなります。
遊びの中にバレエの要素を取り入れることで、楽しみながら体の使い方が身につきます。
一緒に動くことで、心も近づく
バレエの動きは、ゆっくりとしたリズムや音楽に合わせて行います。
その時間は、親子の“対話”のようなもの。
「見て」「まねして」「一緒に笑う」ことで、言葉以上のコミュニケーションが生まれます。
お互いの呼吸やタイミングを感じながら動くことで、自然と信頼関係が深まります。
日常の中にも“体幹あそび”を
バレエ的な動きは、日常の動作にも活かせます。
毎日の中で取り入れたいヒント
- 洗濯物を干すとき、背すじを伸ばす
- 歯磨き中に片足立ちでバランスチャレンジ
- 音楽に合わせて、親子で1曲ストレッチ
特別な時間を作らなくても、「今この瞬間」を一緒に楽しむことが大切です。
まとめ ― 一緒に動く時間が、絆を深める
親子で体を動かす時間は、体幹を育てるだけでなく、心をつなぐ時間でもあります。
バレエのように呼吸を合わせ、姿勢を意識することで、お互いの存在を感じ合えます。
「できたね」「きれいだったね」と声をかけ合う瞬間が、何よりの学びになります。
日常の中に、少しだけバレエのエッセンスを取り入れてみましょう。
🌸 次回予告
次は「心が伸びる声かけ ― バレエと子育ての共通点」。やる気を引き出す言葉の届け方を取り上げます。

講師メッセージ
しなやかな姿勢とやさしい呼吸が、子どもたちの毎日を支えます。年齢に合わせたクラスで安心して学べます。

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