#24 呼吸とリラックス ~心と体をゆるめる時間~

呼吸とリラックス ― 心と体をゆるめる時間
バレエのレッスンで大切にしているのは、姿勢の美しさだけでなく、呼吸のリズムです。
深く息を吸い、静かに吐くことで、体の緊張がゆるみ、動きがなめらかになります。
子どもたちの日常にも、この「呼吸とリラックス」の時間を取り入れることで、心と体が整っていきます。
ポイント
・呼吸が整うと姿勢も整う
・浅い呼吸は心の緊張を生む
・家庭でできる簡単な呼吸法
・親子でリラックスする時間のつくり方
・バレエの呼吸を日常に取り入れるコツ
息を意識する時間は、心を整える時間でもあります。深呼吸の習慣は、姿勢だけでなく感情の安定にもつながります。
呼吸が整うと姿勢も整う
呼吸と姿勢は切り離せません。
息が浅くなると背中が丸まり、体の中心がずれてしまいます。
反対に、背筋が伸びて胸が開くと、自然に深い呼吸ができるようになります。
バレエの基本姿勢である「引き上げ」は、まさに呼吸をしやすくする立ち方です。
日常でも、子どもが机に向かうときや歩くときに「背中を伸ばして息を吸ってみよう」と声をかけてみましょう。
呼吸が変わるだけで、表情も明るくなります。
浅い呼吸は心の緊張を生む
呼吸が浅くなると、心にも緊張がたまりやすくなります。
特に、学校や習い事などで小さな不安を感じると、体が自然にこわばります。
例えば、発表の前やテストの直前に肩をすくめている子を見たら、それは心が「がんばろう」としているサインかもしれません。
そんなときは「ゆっくり息を吐いてごらん」と伝えてみてください。
呼吸が落ち着くと、気持ちも静かになります。
家庭でできる簡単な呼吸法
家でも手軽にできる呼吸法があります。以下のような方法を試してみましょう。
呼吸の練習方法
- 1回5秒で吸い、5秒で吐く
- 鼻から吸って口から吐く
- 吸うときに肩を上げず、お腹は自然にふくらむ
- 寝る前や朝起きたときに3回くり返す
この呼吸を親子で一緒に行うと、安心感が生まれます。
寝る前に電気を少し落として「ふー」と息をそろえるだけでも、穏やかな時間が流れます。
親子でリラックスする時間のつくり方
リラックスは、意識して時間をとることで習慣になります。
例えば、レッスン後やお風呂上がりなどに「今日は体がどんなふうに動いた?」と話してみましょう。
会話をしながら体を感じる時間が、心のリセットになります。
おすすめのリラックス習慣
- お風呂あがりのストレッチ
- 寝る前のやさしい背中マッサージ
- 夜の深呼吸タイム
無理に何かを直そうとせず、「気持ちいいね」と声をかけ合うことが、心をほぐす一番の近道です。
バレエの呼吸を日常に取り入れるコツ
バレエの呼吸は、動きに合わせて息を流す「流れる呼吸」です。
例えば、手を伸ばすときに息を吸い、体を戻すときに息を吐く。このリズムを日常の動作にも取り入れてみましょう。
服をたたむ、階段を上がる、カバンを持ち上げるときなど、動きと呼吸を合わせると、心が穏やかになります。
呼吸のリズムは、日々の生活をゆったりとした時間に変えてくれます。
✨まとめ
呼吸を意識する時間は、心と体をつなぐ大切なひとときです。
深い呼吸は、姿勢を整え、心を安定させます。
バレエのレッスンと同じように、家庭でも「吸って・吐いて・ゆるむ」時間をつくりましょう。
その積み重ねが、しなやかで穏やかな成長につながります。
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